2015年6月29日月曜日

マドレの養成コースって厳しくないですか?

こんにちは!
養成コース担当講師、内山麻理子です!



今養成コースでは、主に、メンター的存在として養成生の佐橋真希ちゃんこと、ちまきちゃんのサポートをしています。

半年間という短い期間に、ボールエクササイズリードから、プログラムへの理解とアウトプット、教室開催の準備、集客などなど課題テンコ盛り。
そして、実はそれらをただ習得するだけでなく、その向こうには生活があって、家族がいてとなると、課題はもちろん、それ以外のところでもいろいろと“溜まるもの”が出てきます。

それを「いま、どう?どんな感じ?」という、些細なことも話せることって、すごく大事なので、全部フォローすることはできなくても、少しでも養成コースに集中できるようにできることはやっていきたいという気持ちでやっています。

すっごくまじめな話をする必要は全くなくって、こんなこと聞いちゃっていいのかしら?ということも聞ける存在を目指しています・・・はい。

なので、親しみやすさオーラを出している、つもりです。(どうかしら?ちまきちゃん)


マドレの養成コースって厳しくないですか?

という質問をこれまでに何度もされてきました。
私の答えとしては・・・

「はい、厳しいかもしれません」

としか言えません。
でも、「全然厳しくないし、むしろゆるいよ!!」って資格やお仕事って、どうなんでしょう?と思います。
あなたは、どう思います?

とはいえ、厳しさにプライドを持っているわけではなく、その向こうには産後の女性がいることを忘れてはいけないと“厳しさ”はあると思います。

産後というデリケートな時期の女性に接するお仕事です。


さて、こんなお話しをすると、そんなに厳しいのか?マドレの養成コースは・・・とたじたじになっちゃうかもしれません。
でも、産後というかなり特殊でデリケートな時期に接するお仕事をしているわけですから、ちゃちゃっと習得できる、お仕事では困りますよね・・・。

教師や、看護師、美容師、保育士、どれをとっても一日二日でちゃちゃっと取れるお仕事ではないですよね。逆にそれができたらすごく怖い。

どれをとってもコツコツ積み上げて、スキルを習得していくものではないかと思いますが、産後セルフケアインストラクターも、同じようにコツコツと積み上げて習得していってほしいと思います。

インストラクターになって、教室を開催して、そこに来る産後女性とかかわるということは、ある意味、その人の人生にもかかわることにもなります。

それは、とても素敵なお仕事ですが、その一方でやはり中途半端なことはできません。




産後セルフケアインストラクターとしての軸

とはいえ、どんなお仕事をしていても、楽勝だぜ!というものは何一つないと思います。

それに、ちょろっと産後ことを知っているだけの人の教室よりも、ちゃんと学んだ人の教室に行きたいと思いませんか?

養成コース中は課題を取り組みながら、産後セルフケアインストラクターとしてだけではなく、自分自身の軸も構築していきます。

とはいえ、何かを習得するということは、時には疲れますし、弱音を吐きたくなる時もあります。
(私だって、ありますよーーーー!)
何度も言いますがどんなお仕事をしていても、男女関係なくそういうことってあると思うんですが、そういう意味での厳しさがある、ということは否定しません(笑)
体を動かすことが苦手な人は、エクササイズの部分がきつく感じるかもしれませんし、人前に出ることが苦手な人はそれを克服することに厳しさを感じるかもしれません。
PC作業が苦手な人(私!)もいるでしょう。
また、課題に取り組むことでいっぱいいっぱいになって、家族とのコミュニケーションがおろそかになってしまうかもしれないと思うかもしれません。

その大変さを感じた時に「なんで産後セルフケアインストラクターになりたいんだっけ?」と自分自身に問う場面が出てくる。
私はこれが一番きつかったのですが・・・・。

というのを、厳しいというのであれば、確かに厳しいのかも?
逆に、厳しくないお仕事があるならば、ぜひ教えてほしいと思うのですが・・・。


(内山麻理子)



2015年6月25日木曜日

インストラクター紹介ページできました

養成コース担当インストラクターの仲井果菜子です。




このたび、マドレボニータの産後セルフケアインストラクターの紹介サイトが出来ました!

北は北海道から南は沖縄まで、全国で活動するインストラクターたちの息遣いが聞こえてくるようなページです。

よかったら、気になる部分だけでも、クリックして読んでみてくださいね。

マドレボニータとの出逢いやインストラクターになったきっかけなど、それぞれのインストラクターの背景にある「ストーリー」が浮かび上がってきます。私は最初に目を通したとき、全国の仲間たちの存在がより一層、愛おしくなりました^^

今日はそんな紹介サイトの中から、わたくし仲井のストーリーを少しだけ抜粋し、ご紹介させてください。

◆インストラクターをしていてよかったと思った瞬間は?

人との出会いが思わぬ展開を生む、この不思議なケミストリーを毎日感じられること。

たとえば元々「生徒さん」であった方々と、会員同士として新しい企画をつくって講座開催をしたり、お互いの仕事を持ち寄って新しいものを生み出すことができたりしたときに、一番の喜びを感じます。
2015年3月に会員主催で行った「初めてワーキングマザーになるあなたへ」という単発講座後のランチの様子。産後クラス卒業後に会員として参画してくれている仲間たちとの1枚です☆

また、午前にスタジオレッスンで思い切り体を動かし、午後はPCの前でミーティングや仕事をしながら、必要があれば早めに家に帰って子ども関連の雑務をこなすことができる。

体をしっかり動かすから、頭を使う仕事の集中力もぐっと高められる。そしてPTAや習い事での世話人など、地域活動もできる。人として非常にバランスのいい生活を送っていると感じます。

週末は次男のサッカーチームの副世話人として、試合に連れていったりコーチとやりとりしたり予定を組んだり、連絡会議に参加したりしています。

強がっているわけではなく(笑)今の自分のライフスタイルが好きだし、健康的だなあとしみじみ感じています。

もちろん最初からベストなバランスをつくれていたわけではなく、認定インストラクターになって8年経ちますが、その中で試行錯誤を繰り返してきて、徐々にひとつの理想形に近づいてきたかなあという感覚です。

そういえば、たまに生徒さんに「1日、何レッスンしてますか?」と聞かれますが、私は基本的に1日1レッスンです^^

インストラクターによって違いはありますが、仲井の場合は週に平均4〜5レッスンほど。午後のレッスンは月に2回程度で、ほとんどは午前のレッスンです。

レッスン以外の時間は、上にも書いた通り…

☆講座開催の報告書作成
☆お申し込みや問い合わせへの対応
☆集客活動の一環としてSNSで発信
(こうしてブログを書くことなどもそうですね)

☆インストラクター養成関連のミーティング
☆インストラクター養成コースの課題作成
☆マドレボニータの月例報告会の準備と報告会参加
☆認定インストラクターとしてのクオリティ向上のための研修・ブラッシュアップへの参加

などを行っています。なので、意外と午前と午後のギャップが激しいです^^;

マドレボニータの認定インストラクターとして、「表に見える」1つのレッスンを成立させるためには、「表に見えない」多様なお仕事が存在することがわかっていただけるかと思います。

ただレッスンをこなすのではなく、それぞれのインストラクターが教室という「現場」で培った経験や知見を持ち寄って議論・考察を重ね、団体としてプログラムを改良し続けていることこそが、他ならぬマドレボニータのインストラクターとしての仕事の魅力かつ強み。

そうやってみんなで議論しながらコンテンツを試行錯誤していくプロセスを楽しめる、ワクワクする!という方はインストラクターに向いていると思います。


「産後セルフケアインストラクター、
じつはちょっと気になってます♡」

という方は、まず集中講座】へ!





▼マドレボニータの養成コース検討中の方へ   養成

養成コースエントリーには、以下の講座受講が必須となります。

お見逃しのないよう、お早めにお申し込みください。

産後プログラム指導法集中講座
2DAYS <受付中>
 2015年7月19日・20日(日・祝)
   両日とも10:30-16:30 @東京

(仲井果菜子)

2015年6月23日火曜日

【後編】第三木曜日は報告会


こんにちは、産後セルフケアインストラクターの竹下浩美です。


杉並区・中野区・西東京市で教室を開催し、産院との恊働クラスも担当しています。養成コース3期生として学び、認定インストラクターとして活動をはじめてから6年。養成9期からは、講師の1人として養成コースに関わっています。

ここでは、養成コースで半年間の鍛錬を終え、産後セルフケアインストラクターになったらどんな日々が待っているのか...そんなことを伝えていきます。





後編 インストラクターが運営する報告会
さて、本日は、前回に引き続き、インストラクターの報告会の後半をお届けします





2時間半だからこそ有意義に
後半の議題に入る前に5分の休憩をとります^^.
集中力が途切れないように、休むことも大事!
なんせ、2時間半、みっちりアジェンダが詰まっているんです。





今月は、現地参加メンバーが8名、Skypeで13名参加。
現地では、プロジェクターを使って壁に必要な資料を映し出したり、
Skypeのチャット画面をうつしたり。

IMG_2151.jpg


後半は、3つのアジェンダ。
40分かけて取り組んだのは団体の中期経営計画とインストラクター個人との擦り合わせ。
「自分の中期目標を立ててみようっ」てことをやりました。
向こう三年と、2020年の自分のビジョンをシートに書き込み、
2人組になって、3分でそれを語る、というミニセッション。

2020年の私、43歳。
これから5年間は、子どもの成長に合わせて、もっとアクティブに動けるはず。
体で魅せていきます!


現在、インストラクターは20名。
今養成9期でちまきちゃんが頑張っているので、半年後には21名。
でも、2017年には30人を超える大所帯に…という目標を立てています。

産後セルフケアインストラクターという職業が気になる方は、
まずは産後プログラム指導法集中講座2DAYSにご参加ください。
産後プログラムとは何ぞや?そこに集う人たちはどんな人なの?
というのをぜひ味わってください。

次回開催は7月19日(日)20日(祝)の2日間。
私も調整中です! 

(竹下浩美)

2015年6月22日月曜日

月曜は配信日☆スキル習得のために欠かせないことは?



産後セルフケアインストラクターの
白石あすかです。通称“スライス”、
どうぞお見知りおきを。
この9期より、念願叶って養成コース講師に仲間入りし、課題づくりに奮闘中です。






さて今日は課題配信日の月曜日、
今朝は第6週目の課題が配信されました。

前回の記事で「養成コースの3つの柱」を紹介しましたが、
その中から、私が担当する「産後プログラムの習得」についてご紹介します。


ボールエクササイズは、通常レッスンで
4050分程度取り組みますが、
それを3つのパートにわけ、それぞれ5分でおさまるよう台本を練り、実際にリードしながら弾む練習をします。
今週は3つ目のパートの台本づくりなので、ここまでで一連のボールエクササイズが完成となります。
ちょっとしたミニレッスンができると思うと、ムネアツです☆












ただ、当然ですが、どんなに素晴らしい台本が完成しても、
実際に弾みながらスラスラと言葉が出てこなければ意味がありません。
考えなくても勝手に言葉が出てくるまで、何度も繰り返し、

口を、体を動かします。

そして、インプットとアウトプットをバランスよく行うため、人前でリードする機会を持ちます。
「伝わった!」という手応えと、「思い描いていたようにはできなかった」というままならなさを味わい、振り返ったり、先輩からコメントをもらったりしながら、“生きた台本”となるように試行錯誤が続きます。

苦しい作業ですが、それ以上に「楽しい」です。
ちなみにこの作業を楽しめる人は、きっと産後セルフケアインストラクターに向いていると思います☆インストラクターとしての活動が始まってからも、つねに「生きた台本づくり」の更新作業は続きます。














岐阜・桑名・名古屋で活躍する山本裕子インストラクター 楽しそうでしょ☆


まずは7月末に行われる「実技試験」に目標を定め、
ワーク、セルフケアの柱においても、同じような方法で、進行するスキルを学んでいきます。

こうして学んできたスキルを裏付けるものが、他ならぬ「身体」です。
身体は正直で、嘘をつけません。やった分だけ必ず応えてくれます。
なので、リード・進行の練習と併せて基本的なダンスのステップの課題にも取り組みます。

「身体づくり道場@ビデオSkype」と称した1コマも今期から導入。
これについてはまた別の機会に。。。


私自身、養成コース生として学んで、また今養成する側として考える
スキル習得のために欠かせないことの1つ、
それは、



「完コピ」




です。

とにかくよく見て、正確に真似る。
形はもちろん、動きや表情、息づかいまで!真似るつもりで、
しっかりと観察し、それを体現する。
しかしこれが本当に難しいです。

例えるなら、見習いの職人が師匠の「技を盗む」ような。

「自分のモノにする」とか「自分の言葉で伝える」というのは、まだまだ先のステージ。
一字一句漏らすまい!何度も、みて、きいて、まねして、、、
そうしているうちに、「なんでこのタイミングで声かけしているのか」
「なんでこの言葉を、この言い回しをしているのか」が見えてくる。

考察ってやつですね。
こんなふうにして、スキルだけでなく、
産後プログラム概念の理解も深めていきます。

9期生ちまきちゃんの考察は、現役インストラクターの私たちにも
いつも気づきを与えてくれます。

↓ ちまきちゃんのブログはこちら 

経験に関係なく、ともに学び、切磋琢磨し合える仲間とともに、マドレボニータの産後プログラムを広めていくことも、私たち養成コースチームのミッションです!


「産後セルフケアインストラクター、
じつはちょっと気になってます♡」

という方は、まず集中講座】へ!
ちなみに私が初めて参加したマドレの講座はこの集中講座でした。2日間の講座を終えたときには「産後セルフケアインストラクターになる!」と勝手な使命感に燃えていました。24歳の夏・・・






▼マドレボニータの養成コース検討中の方へ   養成

養成コースエントリーには、以下の講座受講が必須となります。

お見逃しのないよう、お早めにお申し込みください。

産後プログラム指導法集中講座

2DAYS <受付中>
 2015年7月19日・20日(日・祝)
   両日とも10:30-16:30 @東京

2015年6月19日金曜日

【前編】第三木曜日は報告会

こんにちは、産後セルフケアインストラクターの竹下浩美です。


杉並区・中野区・西東京市で教室を開催し、産院との恊働クラスも担当しています。養成コース3期生として学び、認定インストラクターとして活動をはじめてから6年。養成9期からは、講師の1人として養成コースに関わっています。

ここでは、養成コースで半年間の鍛錬を終え、産後セルフケアインストラクターになったらどんな日々が待っているのか...そんなことを伝えていきます。


インストラクターが運営する報告会
午前中はPC作業やらをしまして、午後からは月1回報告会に参加。こちらは第三木曜日の開催です。


インストラクターが持ち回りで、
「アジェンダ作成」「進行」「議事録作成」をおこないます。

報告会の1週間前から、インストラクター&事務局スタッフのfacebookグループ「マドレ掲示板」が騒がしくなります。報告会への出欠確認や議題を募ったり、アジェンダが共有されたり。



地方在住や、当日会場に来られない場合は、Skypeで参加します。
この日の司会は福岡で活躍する藤見里紗インストラクターでした。
こうして、私たちは、距離が離れていても、オンラインでつながるのです。


また、この報告会で非常に重要な時間と位置づけられているのが、
各インストラクターが教室開催後に記入する報告書に書かれている
「知見の共有」「内容の考察や議論」です。

教室は開催して終わりではなく、振り返り、考察し、
全国のインストラクターやスタッフたち皆の共通の学びとしていく。

これこそが、個人で活動していては得られない環境です。
マドレボニータの認定インストラクターが、知見をもったインストラクターとして、
産後女性から信頼していただいている所以でもあります。


今月は
・産後ケアバトン制度の事例についての共有
・エクササイズ中の声がけについて、そこから派生して「インストラクターとしてのあり方」のディスカッション
・新しくなった活動報告書についての活用方法の確認
主にこの3つについて、声を出し合う時間に。

Skypeで進行してくれた、ふじみんインストラクター(福岡)の仕切りがとても良く、
前半は時間通りに終えました。

後半については、後編でお伝えします

(竹下浩美)

2015年6月16日火曜日

担い手に出会いたいーーマドレボニータの事務局スタッフより

こんにちは、マドレボニータ事務局の卜部(うらべ)眞規子です。

事務局ではマドレボニータの教室・講座を統括する教室事業を担当していますが、その教室を将来担ってくれることになるインストラクター候補生に伴走すべく、養成コースにもがっつりと関わっています。

1998年、代表の吉岡マコが自身の経験から、日本に初めて「産後のリハビリ」=取り組む産後ケアを提供してから、今年で17年。2007年のNPO法人申請以後、23,000人を超える産前産後女性が、プログラムを受講してくださいました。


私自身も、社会との断絶感を覚えていた5年前の産後にマドレボニータの教室に出逢い、心動かされて活動に参画、今に至ります。


もちろん「産後のからだが元気になれてよかった、素晴らしい友人たちに出会えてよかった」という個人的な幸せや、有り難さが大きなモチベーションになっていることも大きいですが、『産後』から生まれる数々のひずみや社会問題に、こんなにもまっすぐに、ある意味愚直に取り組んでいる団体の目線に、大きく動かされたというのがあります。



産後という、短いようではあるけれど人生の中での大激変の時期。


出産で消耗した体で、四六時中、小さな命を守らなければという大きな責任感・重圧を抱える。オムツ替えや授乳時以外でも、赤ちゃんが寝ている時間だって、「ちゃんと息をしているかな」と気になって、30分か1時間おきに自分も目を覚まして様子をチェック。

常に気が張っているから起きていられるし、「さすがタフだね〜」なんて声かけられることだってあるけど、普通に考えても実際は想像以上に心身にきています。


▲実際の産後の授乳記録。常に赤ちゃんの様子を事細かにチェックして記入していました。

だからこそ、産直後は家事等は人に委ねてゆっくり休み、床上げ後は子育てに向かっていけるだけの体力をしっかり養う。これは例外なく、産後の女性の誰もに必要なことだと考えています。

でも、こうした言説は広まれど、本当の意味で浸透しているか?というと、まだまだ道のりは長い。


仕事の中で、「産後、心身ともに辛くて辛くて助けてほしい、藁をもすがる思いでここにたどり着いた」という方とメールを通じて出会ったことがあります。

私自身はそのやりとりを通じて、「何とか教室に来て元気を取り戻してほしい」と願い、ただただその思いを伝え続けることしかできなかったのですが、その後この方は無事にマドレボニータの産後クラスを受けられ、週を追うごとに見違えるように元気になっていかれました。体力の回復と新たな出会いを楽しみ、生き生きした様子を私にもお知らせくださいました。

その文面を読みながら、少しでもこの方の節目に関わらせてもらえた喜びとともに、直接産後プログラムを手渡すことができる『産後セルフケアインストラクター』という存在の大きさを、改めて強く感じたのでした。



先日も、産後間もない母子の悲しいニュースが報道されました。周囲が、社会が、もっと産後に関わり、また私たちがこの母子に産後プログラムを手渡すことができていたら。もしかしたら運命は変わったかもしれない。
そう思うと、本当にひとりでも多く、このプログラムを学び、担い手になってくれる方に出会わなくてはと思うのです。

全国規模の展開をしているマドレボニータですが、一方で私の住む関西には、まだインストラクターがいません。つまり、まだ産後プログラムを(講師を遠方から呼ばない限り)伝えることができないのです。


もちろん関西だけでなく、まだまだ取り組む産後ケアを満足に届けられるだけの担い手が不足しているのが実情です。

ともに産後の社会課題解決に取り組んでくれる仲間に出会いたい。産後セルフケアインストラクターという仕事に興味をもってくださった方は、こちらのサイト(マドレボニータの養成コース)もあわせてご覧いただければ幸いです。

また、「マドレボニータの産後プログラムとは何か?」その中身をもっと詳細に知りたい方向けに、集中講座を開講しています(1ヶ月間いつでも視聴可能なオンライン版もあります)

養成コースの情報も、これからもっともっと充実させていきますので、今後ともご注目お願いいたします!


▼マドレボニータの養成コース検討中の方へ
   本年11月開始予定の養成10期エントリーには、以下の講座受講が必須となります。
お見逃しのないよう、お早めにお申し込みください。


産後プログラム指導法集中講座2DAYS <受付中>
 2015年7月19日・20日(日・祝)
   両日とも10:30-16:30 @東京

月曜は配信日☆養成コース課題の3つの柱

養成コース担当インストラクターの仲井果菜子です。


養成コース9期も5週目を迎えました。

毎週月曜は課題の配信日。

今日も朝9時に、
養成コース担当スタッフのマッキー(卜部眞規子さん)から
課題が配信されました。


課題はGoogleドライブのシート内に記載され、
課題提出用シートも、
ドキュメント内にずらりと並べられています。

養成コース9期の課題の柱は、以下の3つ。

課題【1】産後プログラム三本柱の習得
なにはともあれ、これが習得できていなければ始まりません。インストラクターとして前に立って教える「産後プログラム」の内容をしっかり習得し、生徒さんに自信を持って教えられる状態を目指します。


この【1】の内容を分解していくと、以下の4つの項目にカテゴライズできます。

 1-1】ボールエクササイズのリード
 【1-2】セルフケアのリード
 【1-3】コミュニケーションワークのリード
 【1-4】インストラクターとして説得力のある身体づくり


課題【2】マーケティング
マーケティングとは、
●顧客が真に求める商品やサービスを作り
●その情報を顧客に届け
●顧客がその商品を効果的に得られるようにする活動
Wikipediaより)

教えるコンテンツ(産後プログラム)があり、
教えられる人(インストラクター)がいても、
そこに対象者(生徒さん)が来てくれなければ、
この仕事は成り立ちません。

この2番目の課題の柱では、
1】で習得したプログラムを
●「商品」としてパッケージ化した上で、
●その商品についての情報を、
●教室を必要としている人に
●確実に届けるための方策を練るための課題に
取り組んでいきます。


課題【3Identity&Communication
最後、いきなり英語表記なのですが(笑)、「アイデンティティー&コミュニケーション」です。

産後セルフケアインストラクターとしての自分、
社会課題を解決するNPOの会員としての自分、
地域で活動する自分、
母として妻としての自分

いろんなペルソナがあります。

それらひっくるめて、
「自分はこんな人」
「こんなことがしたい」
「こんな社会をつくりたい」という、
自分を形成する上での核となる部分を考察し、
言語化し、思いを深めていく
という目的で課題に取り組みます。

また自分というアイデンティティーを模索しながら、将来の生徒さん、地域での協力者、先輩インストラクターやマドレボニータという団体そのものと「コミュニケーション」を取るためのスキルを高め、信頼関係を構築していくという意図もあります。


「産後セルフケアインストラクターとしてどうありたいか」についてのマインドマップづくりの課題も。

それぞれの柱について1つ以上の取り組むべき
「課題」があり、それぞれに提出の締切があります。

総合するとかなりのボリュウムになりますが、
まず週の頭(月曜の午前)に、
養成コース担当チームのメンバーとの
Skypeミーティングを行い、
不明点や取り組みの意図を確認、
それをもとに1週間のスケジュールを立ててから臨みます。

インストラクターの職業訓練と聞くと、
1】(産後プログラム三本柱の習得)の課題内容ばかりが頭に浮かぶかと思いますが、【1】をたくさんの方々に手渡すためにも、
2】と【3】にしっかり取り組む必要があるんですね。


今後も、養成コース生たちはどんな課題に取り組んでいるのか、課題の意図、課題を出す養成講師陣はどんな人たちなのか、などなどこのブログで追ってUPしていきますね

(仲井果菜子)